探偵社と興信所の違い
人を探したいと考えた時、探偵社と興信所のどちらにお願いしたよいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それもそのはず、探偵社と興信所には根本的な違いはないのです。
以前は、探偵社は社会関係調査(人の行動調査・浮気調査・行方調査・結婚調査・犯罪調査など)を中心に行っており、興信所は経済関係調査(企業信用調査・個人信用調査・雇用調査・市場調査など)が中心でした。
そのため、探偵社と興信所には違いがあると言われていたのです。
現在は、探偵社も信用調査を行っていますし、興信所も尾行調査を行っており、探偵業法の定義下ではどちらも「探偵業」として同法の適用を受けています。
探偵社と興信所の調査方法
大きな違いがないと言われる探偵社と興信所ですが、調査の方法は少し違っているのです。
探偵社の場合、警察の捜査方法と似ている点が多くあるのが特徴です。
探偵社の調査方法は、外観型調査手法といわれ、尾行や張り込みなどで監視を行い、証拠を集めて裏付けを取り、依頼者に報告をするというものです。
こういう者ですというように身分を明らかにして調査をする事は稀で、ほとんどの場合、相手にも周囲にも気づかれないように調査を行います。
興信所の場合は、内観型調査手法といわれ、調査対象者に直接面接をしたり、電話をして話を聞いたりする調査となります。
身分を明らかにして調べるため、調べられる事柄に限界があるのが難点ですが、探偵社と比べると比較的安価で済む場合が多くあります。
調査対象が少ない、深く入り込まずにある程度の線で調査を終えてもよい、なるべく安く済ませたいという場合は、興信所がよいでしょう。
ほとんど情報がないがしっかりと調べてほしい、徹底的に調査を希望するなどの場合には、探偵社を選ぶとよいです。
しかし、探偵社の場合は、手間も時間もかけて調査を行っているため、高額となってしまう事は理解しておくとよいでしょう。
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